ショッピングサイトでクーポンを配布することは、新しい利用者をサイトに誘導したり、サイトで再度購入を促すための優れた手法です。
WooCommerce には標準でクーポンを発行する機能があり、ほとんどのサイトですぐに使い出すことができます。WooCommerce の管理画面で設定を少しするだけでサイトで使えるクーポンを提供することができます。
新しいクーポンを設定する手順
例えば、10月末まで使える、利用者(最初は200人は過去の購入者のみ)に本の50%割引を提供するクーポンを発行する手順を紹介します。
- WordPressの管理画面にログインします。
- [WooCommerce] > [クーポン] に移動し [クーポンの追加] をクリックします。
- 表示された[新しいクーポンの追加]画面に [クーポンコード] と [説明] を入力します。

[クーポンコード] は、利用者が支払い画面で入力して割引を受けるためのコードです。[説明] の入力は任意で利用者の画面には表示されず、サイト管理者のメモ用に利用します。
画面下に、[クーポンデータ] が表示されます。 3つのセクションがあります。
- 一般
- 利用制限
- 使用数制限
それぞれの機能と設定方法について詳しく紹介していきます。
1.一般
WooCommerce のクーポン機能には次の3つの割引があります。
- [割引率] :カート内の合計金額に一定の割引率を適用します。
- [カート毎に割引]:カート内の合計金額から設定された金額を割引します。
- [商品毎に割引]:カート全体ではなく、特定の商品にのみ割引を適用します。
[一般] タブは次の手順でクーポンを設定します。
- [割引の種類] 一覧から[割引率]を選択します。
- [クーポン内容] に “50” を入力します。
- [クーポン停止日] のカレンダーから”2020年10月31日”を選択します。

2020年10月31日までにコードを入力するとカート内の合計金額から50%が割引されるクーポンが出来上がります。
2.利用制限
クーポンには次のような制限を設定できます。
- 最小または最大の限度額
- 特定の商品の限定または除外
- 利用者のメールアドレスによる使用制限
[利用制限] タブでは次の手順でクーポンを設定します。
- [商品カテゴリー] の一覧から [書籍] を選択します。

発行するクーポンが利用できる商品のカテゴリーが [書籍] のみに限定されます。
さらに制限を追加する必要がある場合、WooCommerceクーポンの制限を確認してください。
3.使用数制限
利用者がクーポンを使用できる回数を指定できます。また一度に適用できる製品の数を設定することもできます。
[使用数制限] タブでは次の手順でクーポンを設定します。
- [クーポン毎の利用制限数] に “200” を入力します。
- [ユーザー毎の利用制限数] に “1” を入力します。

クーポンコードを入力した200人までが割引を受けることができるようになります。
[公開] をクリックしてクーポンコードを設定することで、受け取った利用者がコードを支払い画面で入力すると、最初の200人までが「書籍」カテゴリのすべての商品が50%割引になります。

クーポン設定の詳細は、WooCommerceの公式ドキュメントを参照してください。
スマートクーポンでクーポンを後押し
WooCommerceの クーポン・ギフト券 拡張機能を導入すると、標準のクーポンに新しい機能を追加できます。
カートにクーポンを表示
利用者のカートやプロフィール画面に、[クーポン] を表示します。コードを入力せずに、クリックするだけでカート内の商品に割引が適用されます。
クレジット/ギフト券を保管
ストアクレジットは、購入時に使用するお客様のアカウントの残高として機能します。満額を利用しない場合、差額が次の購入で使えます。
クーポンを一括生成してメールで送信する
複数のメールアドレスにクーポンを一括生成して送信できます。
クーポンを利用すると、割引を行うために一時的に収益が下がりますが、新しい利用者のサイトへの誘導や、購入履歴のある利用者のリピートや、利用者へのフォローなど、様々なマーケティングを行うことができます。
WooCommerceの設定画面ですぐに発行することができ、簡単に利用者にサイトでの購入を訴求することが出来るツールなので、是非使ってみてください。
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